クーハン
生後3カ月までという限られた期間しか使わないクーハン。購入とレンタルならどちらがお得なのか、料金で比較してみました。
クーハンとは?
クーハンは、赤ちゃんを寝かせたまま持ち運び、移動できる簡易ベッドのことです。呼び方も、「クーファン」「ベビーバスケット」「ベビーキャリー」などさまざまなものがあります。
クーハンが、他の赤ちゃん用簡易ベッドとして使えるアイテムと大きく異なるのが、簡単に持ち上げて運べる点と持ち運びに特化したアイテムであるという点です。
クーハンは、キャリーハンドル付きのチャイルドシートやベビーシートのように車に取り付けるなど、赤ちゃんを寝かせたまま持ち運ぶ以外の機能はありません(おむつ替えの場所や寝床としては利用できます)。簡単に持ち上げて運べるという点で、ベビーカーやベビーベッドとも異なります。
このため、クーハンはママが簡単に持ち運べるよう約2.5kg~3kg程と軽量でコンパクト、シンプルな作りです。多くはバックやかごのような形状をしており、持ち手をもって簡単に移動できます。コンパクトなので、外出先での移動も楽にできます。
自宅でも赤ちゃんをクーハンに入れ、そばに置いて家事ができるなどシンプルな機能ながら使い勝手がよいので、「クーハンがあってよかった」というママの声は多いのです。
クーハンのレンタルと購入を徹底比較!
価格相場はどれくらい?
レンタル | 購入 | |
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クーハン (竹元産興「バッグdeクーハン」の場合) |
3カ月/4,730円 | 13,400円~ |
購入する場合
メリット
安い物なら3,000円程度で購入できます。安全性が高く、質の良い物を購入するなら1万円以上が相場です。2人目、3人目をつくる予定がある場合は購入しておくと、次に準備する手間が省けるでしょう。
また、赤ちゃんが成長してサイズアウトしたとしても持ち運びしやすいバスケットタイプならカゴとして使う方もいます。
デメリット
生後3カ月の赤ちゃんを寝かせられる大きさなので、まったく使わなくなった場合は邪魔になってしまいます。処分する場合も粗大ごみ扱いとなってしまい、捨てるための料金が必要になるのがデメリット。処分に困ってしまう方も少なくありません。
レンタルする場合
メリット
生後3カ月までしか使わないベビー用品なので、使いたい間だけ借りられるのは利便性が高いといえます。お試し感覚で利用でき、使わなくなったらその時点で返却できるのが嬉しいポイントです。処分といった手間もかかりません。
デメリット
レンタルする場合は3カ月で4,300円程度と、最安値で購入するのと比べれば少し高くついてしまいます。いずれは返却しなければならないので、汚れや破損が気になるのが嫌な方には不向きです。
ベビー用品のレンタルおすすめショップ3選
クーハンをレンタルor購入した先輩ママの口コミ
クーハンを買ってよかった!
- バスケットタイプのクーハンを5,000円ほどで購入しました。実際に寝かせてみるとちょっと大きいかな?と思いましたが、クーハンとして役目を終えてからも他の使い方ができることを考えたらお得な買い物だと思います。
- 食事の準備やシャワーの時など、家の中を寝かせたまま移動させられるのでとても便利です!個人差があるのかもしれませんが、うちの子はクーハンの狭さが落ち着くようでした。
クーハンを買って残念だったこと
- 生後2カ月くらいまでは十分使えると思います。ただ、私が購入した商品はヒモが細くて…。もう少し太かったら安心して使えたのに、と思いました。
- 赤ちゃんをクーファンで寝かせると可愛いのですが、使えなくなると正直言って邪魔です。無駄な買い物でした。
クーハンをレンタルしてよかった!
- バッグdeクーファンっていう持ち運びしやすいものをレンタルしました。組立が簡単で、どんな場所でも赤ちゃんのスペースを確保するのにとても良かったです!使用期間が短いものだから、うちはレンタルで正解でした。
- 風通しがいい感じのクーハンをレンタルしました。これから暑くなるという季節におすすめです。ベビーベッドも一緒にレンタルしたのに、うちの子はクーハンのほうが落ち着くみたいで、ぐっすり寝ます(笑)。
クーハンをレンタルして残念だったこと
- クーハンは購入せず、借りて済ませました。憧れがあってせっかく借りたのに、全く使わなくてもったいなかったです…。
レンタルできる人気のクーハン
バッグdeクーハン(ボヌールベベ)
料金 | 4,730円/3カ月 |
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メーカー | 竹元産興 |
生後4カ月まで使えるクーハンです。お出かけの際は折りたたんでバッグとして持ち運ぶことができます。
クーハンとして組み立てずに広げれば、マットに早変わり!おむつ替え用・お昼寝用マットとしても使えて便利ですよ♪
ママ想いの5通りの使い道5WAYクーファン(クーハン)
料金 | 5,980円/3カ月 |
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メーカー | グランドール |
クーハン、お昼寝マット、おむつ替え用シート、プレイマット、バッグとして5通りの使い方ができます。
「おむつを替える場所がないと困る」「旅行の時に使えるクーハンが欲しい」など、先輩ママの声をもとに工夫してつくられたクーハンです。
ポポロンクーファン
料金 | 5,720円/3カ月 |
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メーカー | ニシキ |
ママの目の届くところに赤ちゃんを寝かせておくことを目的にしてつくられたクーハンです。総重量は2.7kg。他のクーハンと違って生後7カ月まで使用できるサイズになっています。
フリルがあしらわれ、デザインまでこだわっているので、赤ちゃんを寝かせると可愛い写真が撮れること間違いなしです♪
カトージ クーファン&スタンド(キャスター付)
料金 | レンタルしているサイトを確認できませんでした |
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メーカー | カトージ |
本体のカゴは、ヤシの葉で作られたています。キャスター付きのクーファンスタンドがあるので、お部屋とお部屋の間を楽に移動できるのが特徴です。
高い位置にあるので、赤ちゃんをクーハンに寝かせたり、抱っこで持ち上げる際も腰や膝への負担がかかりません。産褥(さんじょく)時期のママの体を労わってくれるような使い勝手のよいクーハンです。色は水色、ピンク、ホワイト、ベージュなどがあります。
フジキ プチアンジェ バッグdeクーハン
料金 | 5,080円/3カ月 |
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メーカー | フジキ |
フジキのクーハンは「ベビーキャリーバスケット及びその使用方法」の特許を取得している会社です。信用できる布地の仕入れ先、ハンドメイドの縫製など、赤ちゃんが安全に利用できるためのこだわりを強く持っています。
そんなフジキのクーハンは、バッグとして持ち運びできるのが特徴です。赤ちゃんを寝かせる本来の目的以外にも、ジッパーを広げておむつ替えをしたり、プレイマットにしたりとマルチに使えます。外出時や里帰りの時にも重宝すること間違いなしです。4種類のカラーから選べます。
フィセル かごのクーファン+バンパーセット
料金 | 8,480円/3カ月 |
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メーカー | フィセル |
ナチュラルテイストのクーハンです。軽くて丈夫で移動も楽々。取り外し可能なバンパーが付いていますが、底面にはクッションがついていないため、手持ちの寝具やタオルをクッションの代わりに用意する必要があります。
耐荷重は5kgまでなので、生後4カ月ごろまで使用可能です。リビングのセカンドベッドやお風呂上がり、外出先など、さまざまなシーンで活用できます。
カトージ クーハン マリン
料金 | 6,580円/3カ月 |
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メーカー | カトージ |
カトージのトウモロコシ素材のクーハンです。トウモロコシの素材は、通気性があって柔らかく、軽いのが特徴。耐荷重は7~8kgほどで耐荷重の重さに近づいてくる5カ月頃まで使えます。
敷布団・掛け布団・枕の3点がマリンブルーストライプ柄で統一されておりとっても爽やか!赤いリボンもアクセントに。直射日光やエアコンの風から頭部を守るシェードがついており利便性があります。セカンドベッドとして活躍してくれるでしょう。
カトージ クーファン イタルベビー
料金 | 8,880円/3カ月 |
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メーカー | カトージ |
イタリアのベビーブランド「イタルベビー」のラグジュアリー感あふれるクーハンです。イタルベビーは、ベビーベッドと寝具を主に扱っている会社。フリルやレースといった装飾を、ひとつひとつハンドメイドで作っているという美しいデザインが魅力です。
こちらのクーハンは、生後4カ月頃まで使えます。本体のカゴは固めの藤製で、しっかりとしたフォルムをキープできます。清楚なホワイトが、赤ちゃんのエンジェル感をいっそう引き立ててくれるでしょう。
クーハンの選び方
クーハンには、バック型とかご型があります。バッグ型は広げたり畳んだりできて、外出先でおむつ替えの場所や寝床、プレイマットとしても使用できます。かご型と比べてコンパクトなので、帰省など自宅での使用のときよりも長い距離を歩いて移動するのにも向いています。
外出先での利用が多い人におすすめです。お手入れも簡単にできます。洗濯機で丸洗いできるものが多いので、いつでも清潔な状態を保てます。
一方、かご型は安定感と通気性に優れ、温かみのあるデザインで部屋になじみやすいのが特徴。自宅での使用に向いているタイプです。
天然素材でできているものが多いので、通気性に優れているだけでなく柔らかいのもクーハンの特徴。長時間寝せておいても、赤ちゃんにあまり負担がかかりません。赤ちゃんがクーハンを卒業した後は、洗濯かごやペットのベッドとして再利用しているというママもいます。
クーハンが使えるのはいつまで?
クーハンが使えるの、赤ちゃんが寝がえりを打てるようになるまで。おおよそ新生児~生後3か月あたりです。バック型であれば、おむつ替えの場所やプレイマット、お昼寝スペースとしては使用できます。しかし、簡易ベッドとして持ち運ぶ使い方は生後3か月の頃までです。
クーハンを安全に使うための注意点
クーハンを安全に使うためには、必ず守らなければならない点が3つあります。
- 手作りしない
- 中古品や譲渡品は要チェック
- 危険な使い方はしない
一つずつ解説していきます。
手作りしない
赤ちゃんの重さに耐えられる保証がないので、クーハンの手作りはやめましょう。市販のクーハンは赤ちゃんの重さや持ち運びに耐えられるか、強度や耐荷重について試験をを行なっています。
また、針や異物が混入していないかのチェックもしています。手作りだと、そのような試験ができないので、クーハンの手作りはやめたほうがよいでしょう。
中古品や譲渡品は要チェック
中古品や譲渡品のクーハンは、使用前に必ず状態が万全であるかチェックしましょう。すみずみまで確認し、持ち手が外れそうになっていたり、縫い目が綻びていたり、素材が劣化したりしていないか確認します。
万一、赤ちゃんを寝かせて運んでいるときに持ち手が外れてしまったり、破れてしまったりして赤ちゃんを落としてしまったら大事故につながります。少しでも心配な点が見つかったら使用を中止するか、メーカーに確認するなどして本当に安全であるか慎重に確認しましょう。
また使い始めはよくても、使っていくうちに劣化してしまうこともあるので使用中は定期的にクーハンの状態を確かめるようにします。
危険な使い方はしない
クーハンは、置くときや持ち運ぶときの使い方に注意する必要があります。安全に使用するには以下のことを守って使用します。
- 赤ちゃんを寝かせた状態で高いところに置かない
- 赤ちゃんを寝かせた状態で運ぶときは底に手を添える
- 持ち手は肩がけにしない
- 持ち手を片方ずつ2人で持って運ばない
赤ちゃんが落下の危険にさらされるような使い方は絶対にやめましょう。
まとめ
クーハンは「赤ちゃんを寝かせると可愛い」と評判で、憧れを抱いている方が多いベビー用品です。ただ、レンタル・購入に限らず使わなかった方もいれば、使い終わった後の処分に困ってしまう方も…。
限られた期間しか使わないものなので、購入してもいずれ粗大ごみとして処分することを考えれば、クーハンはレンタルのほうがお得だといえます。使わなかった時にはすぐ返却できるので、場所を取ることもありません。